Associate Cloud Engineer(Google Cloud) 無料問題 10 / 10 ・ 分野3: クラウド ソリューションの正常な運用
VPC ネットワークに次のカスタム静的ルートがある。rt-1(宛先 10.8.8.0/24・優先度 10・ネクストホップの VM は停止中)、rt-2(宛先 10.8.8.0/24・優先度 20・ネクストホップの VM は停止中)、rt-3(宛先 10.8.0.0/16・優先度 0・ネクストホップの VM は稼働中)。宛先が 10.8.8.5 のパケットの扱いとその理由として、正しいものはどれか。
- ネクストホップの VM が止まっているので、既定のインターネット ゲートウェイへ送られる
- 優先度の数が最も小さい rt-3 の VM へ送られる
- 優先度で rt-1 に決まった時点でほかは外れ、その VM が止まっているのでパケットは破棄される
- 10.8.8.0/24 のルートがどれも使えず、パケットは破棄される
正解と解説を見る
正解: D
正解の理由
ページの「Considerations for next hop instances」は、この設問と同じ形の例を挙げている(ページの例は route-x・route-y・route-z と 192.168.168.0/24・192.168.0.0/16)。10.8.8.0/24 への2つのルート(rt-1 と rt-2)のネクストホップの VM がどちらも動いていないので、より広い 10.8.0.0/16 への rt-3 のネクストホップが動いていても、10.8.8.0/24 に入る宛先のパケットは破棄される。理由は、Google Cloud のルーティングの順序で、最も具体的な宛先の段階が、使えないネクストホップの静的・動的ルートを外す段階より先に来るからだ、とページは説明している。
違う選択肢
「優先度の数が最も小さい rt-3 の VM へ送られる」… ルーティングの順序では、最も具体的な宛先を選ぶ段階が、使えないネクストホップのルートを外す段階より先に来る。/24 のルートが選ばれた時点で、/16 の rt-3 は候補から外れている。
「優先度で rt-1 に決まった時点でほかは外れ、その VM が止まっているのでパケットは破棄される」… ページのもう1つの例では、同じ宛先で最も優先度の高いルートのネクストホップの VM が止まっていると、パケットは次の優先度の、VM が動いているルートへ送られる。使えないネクストホップのルートを外す段階が、優先度の低いルートを外す段階より先に来るためで、優先度で1本に決めてから VM の状態を見るのではない。本問で破棄されるのは、rt-1 と rt-2 のどちらも使えないからである。
「ネクストホップの VM が止まっているので、既定のインターネット ゲートウェイへ送られる」… ページの例は、/24 の2つのルートのネクストホップが両方とも動いていないとき、パケットは破棄されると書いている。別の経路へ回す動きではない。
押さえどころ
ルーティングの順序は、最も具体的な宛先を選ぶ → 使えないネクストホップの静的・動的ルートを外す → 優先度の低いルートを外す、の順に進む。ネクストホップの VM が動いていないルートは、使えないネクストホップのルートとして外される。Google Cloud は、静的ルートのネクストホップの VM の停止や削除を止めないので、同じ宛先に動いているネクストホップのルートを別に用意しておくかどうかで動きが変わる。優先度は 0 が最も高く、65,535 が最も低い。