Azure AI Fundamentals(AI-901) 無料問題 5 / 10 ・ 分野2: Microsoft Foundry を使用して AI ソリューションを実装する
社内の文書アプリに「要約」ボタンを置く。利用者がボタンを押すと、アプリが「この議事録を営業部向けに、丁寧な口調で5項目以内の箇条書きにまとめて」という文を作り、デプロイしたモデルに送る。Learn のユニットのプロンプトの分け方で、この文が当たるものと、その理由の組み合わせはどれか。
- システム プロンプト。利用者が入力せず、アプリが作ってモデルに渡す文は、こちらに当たるため
- システム プロンプト。口調と項目の数という、応答の形の制約を決める文は、こちらに当たるため
- ユーザー プロンプト。特定の指示への応答を引き出す文は、アプリが利用者に代わって作る場合もこちらに当たるため
- 会話の履歴。アプリが利用者の操作を記録して作る文で、次のプロンプトに文脈として含めるものに当たるため
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正解: C
正解の理由
Learn のユニット「Prompts」の「Types of prompt」の節は、プロンプトを2種類に分ける。システム プロンプトはモデルの振る舞いと口調、守るべき制約を決めるもので、ユーザー プロンプトは特定の質問や指示への応答を引き出すものである。ユニットは、システム プロンプトはふつうモデルを使うアプリが設定し、ユーザー プロンプトはチャットで人が入力するほか、場合によってはアプリが利用者に代わって作ると書く。ボタンに応じてアプリが作る要約の指示は、特定の文書への1回の指示なので、ユーザー プロンプトに当たる。
違う選択肢
「システム プロンプト。利用者が入力せず、アプリが作ってモデルに渡す文は、こちらに当たるため」… アプリが作るかどうかは、システムかユーザーかの分かれ目ではない。ユニットは、ユーザー プロンプトは人がチャットで入力するほか、場合によってはアプリが利用者に代わって作ると明記している。システム プロンプトは、アプリが会話全体に対して置く、振る舞いと口調の指針である。
「システム プロンプト。口調と項目の数という、応答の形の制約を決める文は、こちらに当たるため」… ユニットがユーザー プロンプトの例に挙げる文も、読み手(役員)、6項目以内の箇条書き、ビジネスの口調という形の指定を含んでいる。形の指定を含むことは、システム プロンプトである理由にならない。モデルは、システム プロンプトの全体の指針に従いながら、ユーザー プロンプトに応答する。
「会話の履歴。アプリが利用者の操作を記録して作る文で、次のプロンプトに文脈として含めるものに当たるため」… 会話の履歴は、前のプロンプトと補完(応答)を記録し、要約したものを後のプロンプトに含めて、会話に続きの文脈を与える仕組みである。ボタンで作る最初の指示は、それ自体が特定の文書への1回の指示で、やり取りの記録ではない。
押さえどころ
分かれ目は「だれが作るか」ではなく「何をする文か」である。会話全体の振る舞い・口調・制約を決めるのがシステム プロンプト、個々の質問や指示がユーザー プロンプトである。アプリが自動で作った文でも、特定の指示であればユーザー プロンプトとして扱う。