Cloud Digital Leader(Google Cloud) 無料問題 7 / 10 ・ 分野6: Google Cloud Operations を使用したスケーリング
経営層から「新しい会員サービスは稼働率 100% を目標にしてほしい」と言われた。Well-Architected Framework の「信頼性の現実的な目標を設定する」原則に沿った答え方として正しいものはどれか。
- 99.99% のような高い目標を置き、100% との差を失敗の許容分として扱う
- 100% を目標に置き、障害が起きた部品から順に後で直す計画を立てる
- 100% を目標に置き、必要な費用は新機能への投資より優先して充てる
- 部品の重要度に関係なく、各部品に同じ 99.99% の目標を置いて一律に運用する
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正解: A
正解の理由
原則は、システムをユーザーが満足する程度に「ちょうど十分に」信頼できるよう設計せよと述べ、100% の信頼性を目標にすることは多くの場合もっとも効果的な戦略ではない、とする。信頼性を高めるほど、金銭の投資とイノベーションへの制約の両面で費用が大きく増えうるからである。推奨は、99.99% の稼働のような高可用性を目指しつつ、100% の稼働を目標にしないこと。一部の障害は避けられないと認める。100% と 99.99% の目標の差は失敗の許容分で、エラーバジェットと呼ばれることが多い。エラーバジェットは、リスクを取ってイノベーションを進める余地になる。
違う選択肢
「100% を目標に置き、障害が起きた部品から順に後で直す計画を立てる」… 原則は、100% の稼働を目標にしないよう求めている。起きた障害を後から直す計画を立てても、目標の置き方の問題は変わらない。
「部品の重要度に関係なく、各部品に同じ 99.99% の目標を置いて一律に運用する」… 原則は、システムで最も重要なコンポーネントの信頼性を優先し、重要度の低いコンポーネントは失敗への許容度を高くしてよいとしている。
「100% を目標に置き、必要な費用は新機能への投資より優先して充てる」… 原則は、ユーザーがすでに満足しているのにさらに満足を高めようとしても投資の見返りは小さく、資源はほかに回したほうがよい、と書いている。費用とのバランスを取るために、費用対効果の分析を行うよう勧めている。
目標の決め方
最適な信頼性の水準は、システムの要件、障害の影響、そのアプリについての組織のリスク許容度を考えた費用対効果の分析で決める。そのとき RTO と RPO のような障害復旧の指標も考え、予算とほかの制約の中で許容できる水準を決める。