G検定(ジェネラリスト検定) 問題集

JDLA G検定(ジェネラリスト検定)対策公式シラバス2024 第1.4版(2026年5月11日)準拠

G検定(ジェネラリスト検定)の日本語問題集。全180問に解説つき。

G検定(ジェネラリスト検定) 無料問題 1 / 10 ・ 分野1: 人工知能とは

1955年に McCarthy・Minsky・Rochester・Shannon が出したダートマスの研究の提案書は、研究を進める土台に1つの推測(conjecture)を置いた。その推測の中身として適切なものはどれか。

  1. 知能は精密に記述する代わりに、十分な例を与えて機械に学習させれば模倣できる
  2. 人間と区別できない受け答えをする機械は、知能を持つものとみなしてよい
  3. 学習を含む知能のあらゆる側面は、原理的には機械で模倣できるほど精密に記述できる
  4. 知能のうち計算の手順に直せる部分に限れば、機械で模倣できるほど精密に記述できる
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正解: C

正解の理由
提案書の冒頭は、研究が「学習その他の知能のあらゆる側面は、原理的には、機械が模倣できるほど精密に記述できる」という推測を土台に進む、と書く(every aspect of learning or any other feature of intelligence can in principle be so precisely described that a machine can be made to simulate it)。言い切っているのは2点で、対象が知能の一部ではなく「あらゆる側面」であること、そして機械に模倣させる道筋が「精密に記述する」ことだという点である。提案書はこの推測に続けて、機械に言語を使わせる、抽象や概念を作らせる、いまは人間にしか解けない種類の問題を解かせる、自らを改良させる方法を探す、と研究の目当てを並べている。

違う選択肢
「知能のうち計算の手順に直せる部分に限れば、機械で模倣できるほど精密に記述できる」… 提案書は知能を「計算の手順に直せる部分」に限っていない。学習を含む知能のあらゆる側面を対象にしており、範囲を絞ったこの言い方では推測の中身が変わってしまう。
「知能は精密に記述する代わりに、十分な例を与えて機械に学習させれば模倣できる」… 提案書の推測は「精密に記述できる」ことが要で、記述を経ずに例から学ばせるという考え方ではない。学習は、記述すべき知能の側面の1つとして挙げられている。
「人間と区別できない受け答えをする機械は、知能を持つものとみなしてよい」… これは機械が知能を持つかどうかを外から判定する基準の話で、知能そのものを記述できるかという提案書の推測とは問いが違う。提案書はこの種の判定の基準を研究の土台に置いていない。

押さえどころ
提案書の推測は「知能は精密に記述でき、記述できれば機械で模倣できる」という一続きの主張である。G検定では会議の年や人工知能という語の由来が問われやすいが、提案書の本文が何を前提に置いたかは、原文の1文で確かめられる。範囲を限る言い方や、記述を飛ばして例から学ぶ言い方は、この1文と食い違う。

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