G検定(ジェネラリスト検定) 無料問題 10 / 10 ・ 分野10: AI倫理・AIガバナンス
AI事業者ガイドライン(第1.2版)が、AI のリスクへの対策について重要だとする「リスクベースアプローチ」の説明として合うものはどれか。
- どの分野と形態の AI にも、考えうる最も厳しい対策を同じように講じる
- 危害の大きさとその蓋然性を把握し、リスクが大きい AI の開発と利用を一律に禁止する
- リスクの大きさ(危害の大きさとその蓋然性)を把握し、対策の程度をそれに対応させる
- リスクの大きさを把握したうえで、対策の程度は事業者の費用に合わせて決める
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正解: C
正解の理由
ガイドラインは、AI の利用は分野と形態によって社会に大きなリスクを生じさせ、その軋轢で AI の利活用そのものが阻害されうる一方、過度な対策も AI の活用と便益を阻害しうる、とする。そこで、利用の分野における形態に伴って生じうるリスクの大きさ(危害の大きさ及びその蓋然性)を把握したうえで、対策の程度をリスクの大きさに対応させる「リスクベースアプローチ」が重要だとし、この考え方は AI 先進国の間で広く共有されている、と書く。
違う選択肢
「どの分野と形態の AI にも、考えうる最も厳しい対策を同じように講じる」… ガイドラインは、過度な対策が AI の活用と便益を阻害しうると書く。すべてに最も厳しい対策を同じように講じるのは、リスクに対策を対応させる考え方と逆である。
「危害の大きさとその蓋然性を把握し、リスクが大きい AI の開発と利用を一律に禁止する」… リスクベースアプローチは、対策の程度をリスクの大きさに合わせる考え方で、一律に禁止することではない。
「リスクの大きさを把握したうえで、対策の程度は事業者の費用に合わせて決める」… リスクを把握する点は合うが、対策の程度はリスクの大きさに対応させる。事業者の費用に合わせるのではない。
押さえどころ
EU の AI 法も、AI の用途をリスクの大きさで分け、許容できないリスクの用途を禁じ、高リスクの用途に重い義務を課すリスクベースの枠組みを取る。