情報処理安全確保支援士試験 午前 無料問題 4 / 10 ・ 分野3: 科目A-1 ストラテジ系
新しいシステムに、いま 1,000 万円を投資する。システムは 1 年後から 3 年後まで、毎年の末に 400 万円ずつの効果を生む。割引率 5% のときの現価係数を、1 年後 0.95、2 年後 0.91、3 年後 0.86 とする。この投資の正味現在価値(NPV)はいくらか。
- 200 万円
- 1,088 万円
- 88 万円
- 108 万円
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正解: C
正解の理由
将来の効果を現価係数で割り引くと、400×0.95+400×0.91+400×0.86=380+364+344=1,088 万円になる。ここから初めの投資額 1,000 万円を差し引いた 88 万円が NPV である。NPV が正なので、割引率 5% で見ても投資に見合う効果があると判断できる。
違う選択肢
「108 万円」… 108 万円は、1 年目の 400 万円を割り引かずにそのまま足した値である。1 年後に受け取る効果も、いまの価値に直すと 400×0.95=380 万円になる。
「200 万円」… 200 万円は、3 年分の効果 1,200 万円から投資額 1,000 万円を引いただけの値である。将来の効果をいまの価値に直していないので、時間の価値が抜けている。
「1,088 万円」… 1,088 万円は、3 年分の効果を割り引いた現在価値の合計である。NPV は、そこから初めの投資額 1,000 万円を差し引いた値である。
押さえどころ
NPV は、お金の時間の価値を考えて投資を評価する DCF 法の一つで、正であれば投資する価値があると判断する。投資額を何年で回収できるかを見る回収期間法(PBP)は、ふつう割り引かずに計算するので、回収後に生む効果や時間の価値が評価に入らない。