基本情報技術者試験 無料問題 6 / 10 ・ 分野3: 科目A ストラテジ系
情報システム部門が行う次の活動のうち、品質統制に当たるものはどれか。
- 利用部門ごとのログインの回数と、機能ごとの使われ方をログから分析し、使われていない機能を洗い出す
- 全社の組織構造の中に情報システム部門を位置付けて使命を定め、統制の要件を明確にする
- 全社で定めた開発と運用の標準に各システムが従っているかを継続して点検し、外れたものを直させる
- 情報システム戦略で定めた指標の実績を計画と比べ、差の原因を分析して対応を決める
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正解: C
正解の理由
シラバスは品質統制を、情報システムにかかる標準に対する準拠性を確保し、継続的な遵守状況をモニタリングし、情報システムの品質を確保するための組織、体制、一連の活動としている。全社で定めた開発・運用の標準を基準に、各システムが従っているかを継続して点検し、外れたものを直させるのがこれに当たる。一度確かめて終わりではなく、遵守状況を見続ける点が要である。
違う選択肢
「情報システム戦略で定めた指標の実績を計画と比べ、差の原因を分析して対応を決める」… 戦略の実行状況をモニタリングし、差異を分析して対応を決めるのは、情報システム戦略実行マネジメントの活動である。見ているのは戦略が実現しているかで、各システムが標準に従っているかではない。
「全社の組織構造の中に情報システム部門を位置付けて使命を定め、統制の要件を明確にする」… 情報システム関連の組織を全社の組織構造に組み込み、位置付けと使命を明確にし、情報システムの統制の要件を定義するのは、シラバスが「フレームワーク」として挙げる事柄である。統制の枠組みを作る活動で、標準への準拠を継続して点検する品質統制とは別である。
「利用部門ごとのログインの回数と、機能ごとの使われ方をログから分析し、使われていない機能を洗い出す」… ログから利用状況を分析して改善の方向を探るのは、情報システム利用実態の評価・検証に当たる。どれだけ使われているかを見る活動で、システムが標準に準拠しているかを確かめる品質統制ではない。
押さえどころ
似た活動は「何を基準に、何を見るか」で分ける。標準への準拠を見続けるのが品質統制、戦略の実現度を見るのが情報システム戦略実行マネジメント、利用の実態を見るのが利用実態の評価・検証、統制の枠組みそのものを定めるのがフレームワーク。名前に「品質」や「統制」の語が入っているかでは見分けられない。