基本情報技術者試験 無料問題 7 / 10 ・ 分野3: 科目A ストラテジ系
ある機器メーカーは、研究開発の人員と予算が限られる中で、次の製品に要る技術をそろえたい。製品と技術の動向を分析したうえでの技術開発戦略の立て方として適切なものはどれか。
- 核となる技術を見極めて自社で磨き、それ以外の技術も自社の研究所で順に開発する
- 核となる技術の開発を外部に委託し、それ以外の技術は自社の研究所で順に開発する
- 核となる技術を見極めて自社で磨き、それ以外の技術は共同開発や技術提携で外部から得る
- 核となる技術の開発を外部に委託し、それ以外の技術は共同開発や技術提携で外部から得る
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正解: C
正解の理由
シラバスは技術開発戦略の立案について、製品動向・技術動向を分析し、核となる技術を見極め、柔軟に外部資源を活用するなどの基本的な考え方を挙げている。限られた人員と予算は、自社の強みの源になる核となる技術に集中し、それ以外は共同研究・委託研究・技術提携などで外部から得る。こうすると、強みを保ちながら必要な技術を早くそろえられる。
違う選択肢
「核となる技術の開発を外部に委託し、それ以外の技術は共同開発や技術提携で外部から得る」… それ以外の技術に外部の資源を使うのはよいが、核となる技術の開発まで外部に委託している。核となる技術は製品の強みの源で、外部に任せると自社に蓄積されず、ほかの会社との違いを出せなくなる。
「核となる技術を見極めて自社で磨き、それ以外の技術も自社の研究所で順に開発する」… 核となる技術を自社で磨く点は合っているが、それ以外もすべて自社で開発しようとしている。人員と予算が限られる中では、核となる技術に回す資源が削られ、製品に要る技術がそろうのも遅れる。
「核となる技術の開発を外部に委託し、それ以外の技術は自社の研究所で順に開発する」… 強みの源である核となる技術を外部に任せ、そうでない技術に自社の限られた資源を使っている。何を自社で持ち、何を外部から得るかの振り分けが逆になっている。
押さえどころ
技術開発戦略の問いは「何を自社で持ち、何を外から得るか」を見る。核となる技術は自社で見極めて磨き、それ以外は外部資源を柔軟に使う。外部から得る手段には、共同研究・委託研究・技術提携・技術獲得・産学官連携などがあり、社外の知識を取り込むオープンイノベーションの考え方もこれに通じる。