応用情報技術者試験 科目A 問題集

応用情報技術者試験(AP)科目A(旧 午前)対策応用情報技術者試験シラバス Ver.7.2・試験要綱 Ver.5.6 準拠

応用情報技術者試験 科目Aの日本語問題集。全180問に解説つき。

応用情報技術者試験 科目A 無料問題 7 / 10 ・ 分野6: サービスマネジメント

ある会社の受注から請求までの業務について、IT への対応の統制を次のア〜エに整理した。 ア 本番のプログラムを変更するときは、変更の申請と承認、テストの結果を記録してから本番に移す イ 請求データを作るときに、単価を単価マスタから自動で読み込み、画面からの単価の手入力を受け付けない ウ 受注システムの利用者 ID を定期的に棚卸しし、退職者や異動者の ID を削除する エ 出荷データと請求データの件数と金額を、夜間の処理でシステムが突き合わせて差異を出力する このうち、IT に係る全般統制に当たるものの組合せはどれか。

  1. イ と エ
  2. ア と ウ
  3. ウ と エ
  4. ア と イ
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正解: B

正解の理由
IT に係る全般統制は、業務処理統制が有効に働く環境を保つための統制で、システムの開発・保守、運用の管理、アクセスの管理などを対象にする。アのプログラムの変更の管理は、承認されていない変更で業務処理の統制が壊れるのを防ぐ。ウの利用者 ID の棚卸しは、権限の無い者がシステムを使えないようにするアクセスの管理である。どちらも特定の業務の処理ではなく、システムの全体を支えるので全般統制にあたる。

違う選択肢
「ア と イ」… イは、請求という個別の業務の処理の中で、単価の正確性を保つ統制で、IT に係る業務処理統制にあたる。単価マスタからの自動の読込みは、請求データの作成という1つの業務処理に組み込まれた統制である。
「イ と エ」… イとエは、どちらも個別の業務の処理の中で、データの正確性・網羅性を確かめる統制で、IT に係る業務処理統制にあたる。全般統制と業務処理統制を逆に当てはめている。
「ウ と エ」… エは、出荷と請求という業務のデータを突き合わせて、処理の漏れや誤りを見つける統制で、IT に係る業務処理統制にあたる。システムが自動で行う統制であっても、個別の業務の処理を対象にしていれば業務処理統制である。

全般統制と業務処理統制の関係
IT に係る業務処理統制(イの単価の自動の読込み、エの自動の突合など)は、プログラムに組み込まれて自動で働く。プログラムが承認なく書き換えられたり、権限の無い者が操作できたりすると、業務処理統制が正しく働いている保証が無くなる。そのため、内部統制の評価では、全般統制が有効であることを確かめたうえで、業務処理統制に依拠する。

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