応用情報技術者試験 科目A 問題集

応用情報技術者試験(AP)科目A(旧 午前)対策応用情報技術者試験シラバス Ver.7.2・試験要綱 Ver.5.6 準拠

応用情報技術者試験 科目Aの日本語問題集。全180問に解説つき。

応用情報技術者試験 科目A 無料問題 8 / 10 ・ 分野7: システム戦略

業務の並行した流れを、ペトリネットでモデル化した。プレースは P1〜P4、遷移は T1〜T3 で、各遷移は入力のプレースからトークンを取り、出力のプレースにトークンを置く。 ・T1: P1 と P2 から1個ずつ取り、P3 に1個置く ・T2: P3 から1個取り、P2 と P4 に1個ずつ置く ・T3: P4 から2個取り、P1 に1個置く 初めのトークンは P1 に2個、P2 に1個で、P3 と P4 には無い。遷移は、入力のプレースに必要な数のトークンがそろっているときだけ発火できる。最後まで順に発火できる列はどれか。

  1. T1 → T2 → T1 → T2 → T3 → T1
  2. T1 → T2 → T3 → T1 → T1 → T2
  3. T1 → T2 → T2 → T1 → T1 → T3
  4. T1 → T2 → T1 → T2 → T1 → T3
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正解: A

正解の理由
トークンの数を(P1, P2, P3, P4)で追う。初めは(2, 1, 0, 0)。T1 で P1 と P2 から1個ずつ取り P3 に置くので(1, 0, 1, 0)、T2 で P3 から取り P2 と P4 に置くので(1, 1, 0, 1)、T1 で(0, 0, 1, 1)、T2 で(0, 1, 0, 2)。ここで P4 に2個そろうので T3 が発火でき(1, 1, 0, 0)、最後の T1 で(0, 0, 1, 0)になる。どの時点でも、発火する遷移の入力に必要な数のトークンがあるので、最後まで発火できる。

違う選択肢
「T1 → T2 → T3 → T1 → T1 → T2」… T1、T2 のあとは(1, 1, 0, 1)で、P4 には1個しかない。T3 は P4 から2個取る遷移なので、ここでは発火できない。入力の弧の重み(2個)を見落とすと、この列を選ぶ。
「T1 → T2 → T2 → T1 → T1 → T3」… T1、T2 のあとは(1, 1, 0, 1)で、P3 のトークンは1回目の T2 で取られて無くなっている。発火した遷移は入力のトークンを消費するので、同じ T2 を続けては発火できない。
「T1 → T2 → T1 → T2 → T1 → T3」… T1、T2、T1、T2 のあとは(0, 1, 0, 2)で、P1 が空である。T1 は P1 と P2 の両方から取る遷移なので、P2 にだけトークンがあっても発火できない。ここでは T3 を先に発火して P1 にトークンを戻す必要がある。

押さえどころ
ペトリネットは、プレース(状態や資源)、遷移(事象)、トークン(資源の数)で、並行して進む処理の同期や資源の取り合いを表すモデルで、シラバスは要求分析の手法の用語例に挙げている。追うときは、①入力のすべてのプレースに必要な数のトークンがあるか(弧の重みも見る)、②発火で入力のトークンが減り、出力に増える、の2点を1手ずつ確かめる。

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