Professional Cloud Architect(Google Cloud) 問題集

Google Cloud 認定資格 Professional Cloud Architect 試験対策公式Exam Guide(2026年9月26日時点)準拠

Professional Cloud Architect(Google Cloud)の日本語問題集。全180問に解説つき。

Professional Cloud Architect(Google Cloud) 無料問題 4 / 10 ・ 分野2: クラウド ソリューション インフラストラクチャの管理とプロビジョニング

製品の設計データを置く Cloud Storage のバケットで、ファイルが誤って上書きされることがある。上書きの前の版を読み出して中身を見比べ、必要ならその版に戻したい。一方で、版が際限なく増えて保管の費用がふくらむのは避けたい。適切な構成はどれか。

  1. 論理削除(soft delete)を有効にし、上書き前の版を読み出して戻す。期間を過ぎたものは消え、費用も膨らまない
  2. 保持ポリシーを設定し、上書きの前の版を保持期間のあいだ残す。期間後は削除できるので費用も抑えられる
  3. Object Versioning を有効にし、非現行の版は現行の版より安く課金されるので、版の数は気にせず残す
  4. Object Versioning を有効にし、ライフサイクル管理で、新しい版が一定数できた古い版は残さず消す
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正解: D

正解の理由
Object Versioning を有効にしたバケットでは、ライブの版を置き換えたり削除したりするたびに、Cloud Storage が非現行の版を残す。非現行の版は世代番号で見分けられ、読み出せるので、上書きの前の中身を見比べて特定の版に戻せる。ただし版の数に既定の上限は無く、非現行の版もライブだったときと同じ料金で課金される。そこでページは、版を使うならライフサイクル管理で、一定期間たった古い版や新しい版ができた古い版を消す構成を検討するよう勧め、決まった数の非現行の版を残すライフサイクルのルールを置く場合は Object Versioning を使う、と書いている。

違う選択肢
「論理削除(soft delete)を有効にし、上書き前の版を読み出して戻す。期間を過ぎたものは消え、費用も膨らまない」… ページは、非現行のオブジェクトは読み出せるのに対し、論理削除されたオブジェクトはオフラインで保たれて読み出せないと書く。上書き前の版を読み出して見比べる用途には合わず、論理削除から戻すにはStorage Admin のロールにある特定の IAM の権限も要る。
「Object Versioning を有効にし、非現行の版は現行の版より安く課金されるので、版の数は気にせず残す」… 非現行の版は、ライブだったときと同じ料金で課金される。版の数に既定の上限も無いので、数を気にせず残すと、保管の費用は版が増えるにつれて増える。
「保持ポリシーを設定し、上書きの前の版を保持期間のあいだ残す。期間後は削除できるので費用も抑えられる」… 保持ポリシーのあるバケットでは、オブジェクトは保持期間を過ぎるまで削除も置き換えもできず、置き換えようとすると 403 のエラーで失敗する。前の版を残す仕組みではなく、上書きそのものが止まるので、設計データの更新ができなくなる。

使い分け
意図しない削除や悪意のある削除から守ることが目的なら、ページは Object Versioning ではなく論理削除を勧めている。論理削除はバケットの削除にも備えられるが、Object Versioning はバケットの削除からは守らない。両方を同じバケットで有効にし、古い非現行の版はライフサイクル管理で消したうえで、論理削除を追加の守りにする構成も挙げられている。

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