社会保険労務士試験 問題集

社会保険労務士試験 対策(選択式・択一式)2026年9月25日現在施行の法令(e-Gov)に準拠

社会保険労務士試験の日本語問題集。全272問に解説つき。

社会保険労務士試験 無料問題 8 / 10 ・ 分野8: 健康保険法

健康保険法第1条(目的)に関する記述として、正しいものはどれか。

  1. 労働者災害補償保険法に規定する業務災害以外の疾病・負傷・死亡又は出産に関して保険給付を行う
  2. 保険給付の対象は労働者本人の疾病・負傷・死亡・出産で、被扶養者の事故は目的に含まれていない
  3. 業務災害による疾病・負傷についても、労災保険の給付が行われるまでの間は保険給付を行うと定めている
  4. 保険給付を行い、もって国民の健康の保持増進と医療費の適正化に寄与することを目的とする
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正解: A

正解の理由
第1条は「労働者又はその被扶養者の業務災害(労働者災害補償保険法…第七条第一項第一号に規定する業務災害をいう。)以外の疾病、負傷若しくは死亡又は出産に関して保険給付を行い、もって国民の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とする」と定める。業務災害は労災保険が受け持ち、それ以外の事故を健康保険が受け持つという切り分けが目的の条に書かれている。

違う選択肢
「保険給付の対象は労働者本人の疾病・負傷・死亡・出産で、被扶養者の事故は目的に含まれていない」… 第1条は「労働者又はその被扶養者」の事故を対象にしている。被扶養者の疾病・負傷・死亡・出産も保険給付の対象で、家族療養費や家族埋葬料はこの目的から出てくる給付である。
「業務災害による疾病・負傷についても、労災保険の給付が行われるまでの間は保険給付を行うと定めている」… 第1条は括弧書きで「労働者災害補償保険法…第七条第一項第一号に規定する業務災害をいう」と範囲を切り、その業務災害「以外の」事故に保険給付を行うとしている。労災の給付を待つ間の立替えのような定めは目的に無い。
「保険給付を行い、もって国民の健康の保持増進と医療費の適正化に寄与することを目的とする」… 第1条の結びは「もって国民の生活の安定と福祉の向上に寄与することを目的とする」。健康の保持増進や医療費の適正化は第1条の語ではない。

押さえどころ
目的の条は「誰の(労働者又はその被扶養者)」「何を(業務災害以外の疾病・負傷・死亡・出産)」「何のため(生活の安定と福祉の向上)」の3点で読む。事故の種類は4つで、死亡と出産も入る。

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