登録販売者試験 問題集

登録販売者試験 対策試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月一部改訂)準拠

登録販売者試験の日本語問題集。全180問に解説つき。

登録販売者試験 無料問題 3 / 10 ・ 分野2: 人体の働きと医薬品

呼吸器系について、手引きの記述に合うものはどれか。

  1. 咽頭の後壁にある扁桃は分泌腺で、細菌やウイルスを殺す分泌液を出すことで気道を守っている。
  2. 気道のうち、咽頭・喉頭までの部分を上気道、気管から気管支、肺までの部分を下気道という。
  3. 肺胞は粘液層と線毛で覆われており、侵入した異物は線毛運動によって咽頭へ排出される。
  4. 肺には肺を動かす筋組織があり、自力で膨らんだり縮んだりして呼吸運動を行っている。
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正解: B

正解の理由
手引きは、呼吸器系は鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなり、鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち咽頭・喉頭までの部分を上気道、気管から気管支、肺までの部分を下気道というと書いている(l.793–795)。呼吸器は常時外気と接触するので、幾つもの防御機構が備わっている(l.796–797)。

違う選択肢
「咽頭の後壁にある扁桃は分泌腺で、細菌やウイルスを殺す分泌液を出すことで気道を守っている。」… 手引きは、扁桃はリンパ組織が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われると書き(l.811–813)、俗に「扁桃腺」と呼ばれるが分泌腺ではないとしている(p.26 脚注)。
「肺には肺を動かす筋組織があり、自力で膨らんだり縮んだりして呼吸運動を行っている。」… 手引きは、肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われていると書いている(l.825–826)。
「肺胞は粘液層と線毛で覆われており、侵入した異物は線毛運動によって咽頭へ排出される。」… 線毛上皮で覆われ、線毛運動で異物を咽頭へ排出するのは喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜である(l.820–823)。肺胞はガス交換を行うため粘液層や線毛で保護されておらず、肺胞マクロファージが異物を取り込んで消化する(p.27 脚注)。

押さえどころ
肺胞の壁は非常に薄く周囲を毛細血管が取り囲み、肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質という(l.828–829)。この間質は、第2章Ⅲの間質性肺炎の理解につながる。

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