登録販売者試験 無料問題 4 / 10 ・ 分野2: 人体の働きと医薬品
皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症について、手引きの記述に合うものはどれか。
- 発症機序が解明されているため、使用する医薬品の種類から発症を予測できる。
- いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症し、1ヶ月以上経ってから起こることはない。
- 両眼の急性結膜炎は、皮膚や粘膜の変化とほぼ同時期か、半日~1日程度先行して生じる。
- 中毒性表皮壊死融解症はスティーブンス・ジョンソン症候群、皮膚粘膜眼症候群はライエル症候群とも呼ばれる。
正解と解説を見る
正解: C
正解の理由
手引きは、両眼に現れる急性結膜炎(結膜が炎症を起こし、充血、目やに、流涙、痒み、腫れ等を生じる病態)は、皮膚や粘膜の変化とほぼ同時期又は半日~1日程度先行して生じることが知られているので、そのような症状が現れたときは、皮膚粘膜眼症候群又は中毒性表皮壊死融解症の前兆である可能性を疑うことが重要であると書いている(l.1512–1516)。
違う選択肢
「中毒性表皮壊死融解症はスティーブンス・ジョンソン症候群、皮膚粘膜眼症候群はライエル症候群とも呼ばれる。」… 手引きでは、皮膚粘膜眼症候群がスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)とも呼ばれ(l.1489)、中毒性表皮壊死融解症がライエル症候群とも呼ばれる(l.1496–1497)。記述は2つを入れ替えている。
「いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症し、1ヶ月以上経ってから起こることはない。」… 手引きは、いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いが、1ヶ月以上経ってから起こることもあると書いている(l.1517–1518)。
「発症機序が解明されているため、使用する医薬品の種類から発症を予測できる。」… 手引きは、皮膚粘膜眼症候群は発症機序の詳細は不明で、発症の可能性がある医薬品の種類も多いため発症の予測は極めて困難とし(l.1490–1492)、中毒性表皮壊死融解症も同様に予測は困難としている(l.1500–1501)。
押さえどころ
どちらも38℃以上の高熱を伴う(l.1487, l.1494)。発生頻度は皮膚粘膜眼症候群が人口100万人当たり年間1~6人、中毒性表皮壊死融解症が0.4~1.2人(l.1490, l.1499–1500)。高熱、目の充血、口唇のただれ等が持続・急激に悪化するときは使用を中止し、直ちに皮膚科の専門医を受診する(l.1505–1512)。