登録販売者試験 無料問題 5 / 10 ・ 分野3: 主な医薬品とその作用
解熱鎮痛成分のイブプロフェンについて、手引きの記述に合うものはどれか。
- 中枢作用が中心で胃腸障害が少ないため、空腹時に服用できる製品もある
- 全身性エリテマトーデスのある人は、無菌性髄膜炎を生じやすいとされる
- 胃腸障害を起こしやすいため、アルミニウムと組み合わせた製品もある
- 15歳未満の小児でも、水痘やインフルエンザでなければ使用できる
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正解: B
正解の理由
手引きは、イブプロフェンについて、まれに重篤な副作用として肝機能障害・腎障害・無菌性髄膜炎を生じることがあり、全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病のある人では無菌性髄膜炎を生じやすいため、使用前に治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要だと書いている。またプロスタグランジンの産生を抑えて消化管粘膜の防御機能を低下させるため、胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病の既往歴がある人では再発を招くおそれがある(第3章Ⅰ-2 2)(a)③)。
違う選択肢
「15歳未満の小児でも、水痘やインフルエンザでなければ使用できる」… 「水痘やインフルエンザのときは避ける」のはエテンザミドとサリチルアミドの制限である。イブプロフェンは、一般用医薬品では15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。
「中枢作用が中心で胃腸障害が少ないため、空腹時に服用できる製品もある」… これはアセトアミノフェンの説明である。アセトアミノフェンは主に中枢作用で解熱・鎮痛をもたらし、他の成分のような胃腸障害は少ない。イブプロフェンは抗炎症作用も示す成分で、消化管粘膜の防御機能を低下させる。
「胃腸障害を起こしやすいため、アルミニウムと組み合わせた製品もある」… これはアスピリンの説明である。アスピリンは他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害を起こしやすく、アスピリンアルミニウム等として胃粘膜への悪影響の軽減を図った製品がある。イブプロフェンはアスピリン等に比べて胃腸への悪影響が少ないとされる。
押さえどころ
無菌性髄膜炎は、かぜ薬の副作用でも「イブプロフェン」に結び付けて挙げられる。持病との関係では、全身性エリテマトーデス・混合性結合組織病(無菌性髄膜炎)と、胃・十二指腸潰瘍・潰瘍性大腸炎・クローン病の既往(再発)の2つを押さえる。出産予定日12週以内の妊婦は服用しないこととされている。