登録販売者試験 無料問題 6 / 10 ・ 分野3: 主な医薬品とその作用
ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤(咀嚼剤)について、手引きの記述に合うものはどれか。
- 菓子のガムのようによく噛み、唾液とともに飲み込むと吸収されやすい
- 使用量は初日から大きく減らしていくほど、禁煙を達成しやすい
- 口内炎や喉の痛みがある人は、咀嚼剤の使用が禁止されている
- コーヒーや炭酸飲料など口を酸性にする食品の後は、しばらく使わない
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正解: D
正解の理由
手引きは、口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされていると書く。咀嚼剤は噛むことで口腔内にニコチンが放出され、口腔粘膜から吸収されて循環血液中に移行する。ニコチンは交感神経系を興奮させるため、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用でその作用を増強させるおそれがある(第3章ⅩⅡ 2)【相互作用】)。
違う選択肢
「菓子のガムのようによく噛み、唾液とともに飲み込むと吸収されやすい」… 手引きは、咀嚼剤を菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌され、ニコチンが唾液とともに飲み込まれて口腔粘膜からの吸収が十分なされず、吐きけや腹痛等の副作用も現れやすくなるため、ゆっくりと断続的に噛むこととされているとしている。
「口内炎や喉の痛みがある人は、咀嚼剤の使用が禁止されている」… 手引きは、口内炎や喉の痛み・腫れの症状がある場合には、口内・喉の刺激感等の症状が現れやすくなるとしている。使用を避ける必要があるとしているのは、顎の関節に障害がある人などである。
「使用量は初日から大きく減らしていくほど、禁煙を達成しやすい」… 手引きは、禁煙補助剤でニコチン離脱症状を軽減しながら徐々に使用量を減らしていくこととし、初めから無理に減らそうとしないほうが結果的に禁煙達成につながるとしている。
押さえどころ
禁煙補助剤の使用を避ける人は、顎の関節に障害がある人、急性期脳血管障害や重い心臓病の人、うつ病と診断されたことのある人、妊婦・授乳婦、非喫煙者。ニコチン離脱症状は禁煙開始から1~2週間に起きやすく、使用量は無理せず徐々に減らす。重度の依存があれば禁煙外来の受診も考える。