通関士試験 問題集

通関士試験 対策(選択式・択一式・計算式・申告書作成)2026年7月1日現在施行の法令に準拠

通関士試験の日本語問題集。全244問に解説つき。

通関士試験 無料問題 5 / 10 ・ 分野4: 関税法(通関・認定通関業者・不服申立て・雑則・罰則)

原産地を偽った表示等がされている貨物の輸入(関税法第71条)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 原産地を偽った表示がされた外国貨物は、税関長が直ちに没収し、輸入申告をした者にその旨を通知する
  2. 表示を消させるか、訂正させるか、積み戻させるかは、税関長が貨物の状態を見て一つを選んで命じる
  3. 原産地の表示が間接に偽ったものであれば、表示を訂正させなくても輸入を許可できる
  4. 原産地に誤認を生じさせる表示がある外国貨物は、偽りの表示でなくても輸入を許可しない
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正解: D

正解の理由
第71条第1項は「原産地について直接若しくは間接に偽つた表示又は誤認を生じさせる表示がされている外国貨物については、輸入を許可しない」と定める。偽った表示だけでなく、誤認を生じさせる表示も対象なので、記述は正しい。

違う選択肢
「表示を消させるか、訂正させるか、積み戻させるかは、税関長が貨物の状態を見て一つを選んで命じる」… 第71条第2項は、表示の抹消・訂正・積戻しを「その者の選択により」させると定める。選ぶのは輸入申告をした者である。
「原産地を偽った表示がされた外国貨物は、税関長が直ちに没収し、輸入申告をした者にその旨を通知する」… 第71条第2項は、税関長は輸入申告をした者に直ちに通知し、期間を指定して、その者の選択により「その表示を消させ、若しくは訂正させ、又は当該貨物を積みもどさせなければならない」と定める。没収の定めは無い。
「原産地の表示が間接に偽ったものであれば、表示を訂正させなくても輸入を許可できる」… 第71条第1項は、原産地について「直接若しくは間接に偽つた表示」がされている外国貨物は輸入を許可しないと定める。間接に偽った表示も対象である。

許可しないあとの扱い
第71条の対象は、原産地について直接・間接に偽った表示と、誤認を生じさせる表示。税関長は直ちに申告者へ通知し、期間を指定して、申告者の選択で「表示を消す・訂正する・積み戻す」のいずれかをさせる。没収・廃棄の定めは無く、第69条の11 の輸入してはならない貨物とは扱いが違う。

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