給与計算実務能力検定 2級 問題集

給与計算実務能力検定 2級 試験対策2026年11月試験(2026年9月1日現在の法令・料率)対応

給与計算実務能力検定 2級の日本語問題集。全180問に解説つき。

給与計算実務能力検定 2級 無料問題 9 / 10 ・ 分野2: 支給項目関連

次の条件で、従業員の11月分の給与を計算する。 【条件】 ・年齢:27歳 ・社会保険:協会けんぽ 東京都 ・標準報酬月額:260,000円 ・雇用保険:一般の事業 ・1か月平均所定労働時間:160時間 【支給】 ・基本給:240,000円 ・精勤手当:16,000円 ・家族手当(扶養家族の人数に応じて支給):12,000円 【勤怠】 ・法定時間外労働:15時間 ・法定休日労働:8時間 ・深夜労働(午後10時〜午前5時):6時間(すべて法定時間外労働の時間と重なる) 割増賃金の率は、労働基準法と政令が定める最低の率とする。 このとき、給与明細の「割増賃金」の欄に入る金額として、正しいものはどれか。

  1. 50,800円
  2. 12,880円
  3. 52,008円
  4. 49,680円
正解と解説を見る

正解: D

正解の理由
① 割増賃金の基礎は基本給240,000円+精勤手当16,000円=256,000円。家族手当は労働基準法第37条第5項により基礎に入れない。
② 1時間あたりの賃金は256,000円÷160時間=1,600円(労働基準法施行規則第19条第1項第4号)。
③ 時間外 1,600円×1.25=2,000円 × 15時間=30,000円、法定休日 1,600円×1.35=2,160円 × 8時間=17,280円、深夜 1,600円×0.25=400円 × 6時間=2,400円(時間外と重なるので割増分だけを足す。時間外と深夜が重なる時間は1.25+0.25=1.5倍になる。労働基準法施行規則第20条第1項)。合計 49,680円。
割増賃金は49,680円。

違う選択肢
「50,800円」… 時間外労働に3割5分、法定休日労働に2割5分を当てた額。政令は時間外を2割5分、休日を3割5分と定めている。
「52,008円」… 家族手当12,000円を割増賃金の基礎に入れて1時間あたりの賃金を計算した額。家族手当は労働基準法第37条第5項で基礎に入れない賃金である。
「12,880円」… 割増の率(0.25・0.35・0.5)だけを掛けた額。時間外・休日の労働には、通常の賃金に割増分を加えた額(1.25倍・1.35倍・1.5倍)を払う(労働基準法第37条第1項)。割増分だけを足してよいのは、時間外・休日の賃金を払った時間と重なる深夜の0.25だけである。

対比
率の最低限度は、時間外2割5分・法定休日3割5分(割増賃金に係る率の最低限度を定める政令)、月60時間超の時間外5割(第37条第1項ただし書)、深夜2割5分(第37条第4項)。休日の3割5分は法定休日(週1回または4週4日)の労働にかかる。法定外の休日(週休2日制の2日目など)の労働は休日労働ではなく、週40時間を超えた部分が時間外労働として2割5分になる。2026年9月1日時点の法令・料率による。

給与計算実務能力検定 2級の演習アプリ(無料10問・全問は解錠で)へ

問題集(note)を見る